症状(腰痛)
腰痛を訴え来院。
歩行時に右そけい部付近の痛みと股関節の不安定感があるとの事。
歩行は少し足を引きずりながらといった状況。
初見(腰痛)
背部の筋肉の過緊張あり。
仙腸関節部への圧での痛みの発現はみられない。
股関節への後方から前方への圧での痛みはなく、前方から後方への圧での痛みはある。
また、骨盤部の右側への捻れ・右の寛骨の外方への変位・右側の長下肢・右の足関節の背屈に抵抗が見られる。
施術(腰痛)
胸腰移行部に後方変位、及び骨盤部の右側への捻じれを矯正。
腸腰筋の右側・腰方形筋に過緊張が見られたので筋肉の調節を行う。
また、みぞおちから骨盤前部にかけて筋肉の張りも見られたので呼吸に合わせて調節。座り方の確認と修正も行う。
普段、仕事中は前傾姿勢で長時間パソコンに向かう事が多く、時には椅子に胡坐をかいて座ることもあるとの事。
ご本人はここ数日、風邪を引いており咳が酷いとも仰っていたため、長時間の前傾姿勢による筋肉への負荷の蓄積に加え、咳をすることがきっかけとなり、片側の腸腰筋の過緊張が起こった事で腰部のバランスが崩れ、筋肉の付着部での不安定感と痛みが発生したと考える。3回目の施術で痛みはほぼ消失。
長時間、同じ姿勢を続ける事は負荷を増加させます。負荷を起こし易い姿勢を修正し、作業中は1・2時間毎に「立ち上がる」「動く」等、動作の変化をつけることが必要です。また、日常からくしゃみや洗面時の前傾などの際は膝を少し曲げて行うことで状態の急激な変化を防ぐ事も可能ですので注意して行うようにしてみて下さい。
カイロプラクティック|もっと動きたくなるカラダへ
カイロプラクティックは骨格のゆがみや筋肉の硬直を整え、歪みクセのついた関節を調整することで体全体への負担を減らし、体の持つ回復能力が十分に発揮されるようにチューニングする療法です。